連雀(レンジャク)狂想曲! 無数の緋と黄が舞う夢の国
冬の佳境。二月に入ると日本全国に鳥見にとっては憧れの渡り鳥がやってくる。
その名も連雀。毎年現れるという日野市の都市公園に先月半ばプチ遠征してみた。
たった1羽しか確認出来なかったが、木立の隙間をあちらへこちらへ隙間を探して姿を撮らえることが出来たヒレンジャク。美味そうに実ったヤドリギの実を求めてやってくるらしい。
残念ながら尾の黄色いキレンジャクを見ることは出来なかったのだが、帰ってからネット上でなにやら凄いレンジャクの写真を見つけた。いつの写真なのか?あの手この手で調べて見ると神奈川県某市の街路樹に群がる連雀の群れ。赤も黄色もいる、しかもどうやら現在進行形らしい。土地勘がない場所ではないので1週間後の土曜に行ってみることにした。
午前7時半。ネットで調べた上限300円の駐車場に到着。その寸前、歩道にごっつい三脚がそこかしこと並んでいる。・・・おお~~ここも場所を探すまでもないなぁ、ともかく、既にかなり埋まった駐車場に車を入れる。意気込んで歩道に出るが???どこにいる?おっ!いた。向かい側の街路樹にぽつんと一羽。
よく肥えたヒレンジャクが。他には見当たらないなぁん~外したかと思うのもつかの間。頭上を見上げると・・・
う~わ!なんじゃいこりゃ~~ そう皆さん待機中なのでした。
参りましょう、宴会のスタートです!!!
一気に舞い降りると何が何だか判らないままシャッターを押すしかない。殆どお尻だけしか写らないんだがこうやってたまには多めの顔が見えてるときがある。
この赤い実はクロガネモチという植物。綺麗なんで画になるんだよなぁ
お、黄色いのも喰ってるぞ~
でも忘れちゃいけない。ここは住宅街のバス通り商店街。
バスの到着と共にカメラを抱えた老若男女がひっきりなしに下りてくる。
気づけば歩道は三脚と人であふれかえってる。商店主の怒号が飛び。警邏のパトカーが来て
「三脚で歩道を塞がないでください」と拡声器で呼びかけている。
ちなみに私は一脚です。それも途中で片付けて、手持ちに切り替えました。
実のところ、こういうのは苦手で・・・どうも落ち着いて撮れないのが本音。
ヒレンジャク 尾羽の先の赤を主体にコーディネートされた衣装。顔の隈取りは冠羽まで伸びる。
こちらはキレンジャク。黄色い尾羽の先と主翼のポイントが黄色。隈取りは冠羽にかからない。
同じ群れを形成しているが、赤の方が多い。今年は黄色もまぁまぁ多いようです。
もうねレンジャクパラダイスですよ~・・・夢心地~~ですが
そう忘れちゃいけない、ここは住宅街のバス通りです。
これじゃTV移らないかもしれないなぁ NHKならなんとしてくれるんだろうか?
連雀の大群が町中にこれだけ現れるのは関東ではかなり珍しいことらしい。20年この方聞いたことがないという方もいた。続々と詰めかける人達、鳥を撮りたい意識が過ぎると周りを見失い。地元の人達、興味のない人達に迷惑をかけることになる。 スーパーや銀行の駐車場を占拠したり。歩道を三脚と大砲で歩行困難にしたり、駐車上の車の中で遅い昼食していたとき連雀の群れの移動に合わせて大砲担いだカメラマンが右往左往するのを見ているのがめちゃ面白かったのは内緒だ・・・ほどほどにしないとだねぇ
ということで、あらためて少し離れた川原に行ってみることにする。時刻はお昼前。レンジャクはたらふく食ってから群れで給水をする。殆どの場合これがセットになる。
住宅街を抜け川の土手に到着してしばらくすると対岸の立木に徐々にレンジャクが集まってきた。
It's Show Time !!!
ヒレンジャクの群れの給水は一気に。
おお、ドリフのギャグをここで見られるとは・・・
そして一気に飛び立つ! それが何度も繰り返される。
そのうちこちら側のの立木に群れが移動した。すぐ目の前だ。
人が近づこうがお構いなしに立木の新芽をついばんでいる。
怒髪天をつくキレンジャク。(怒ってはいないけど)
私の頭上から飛び立ち給水に向かうキレンジャク。
やはりドリフファンw
飛び出し。
飛翔!
キレンジャクとヒレンジャクはお腹の色が違う。
ヒレンジャクの目は赤い。
たまには混ざって川面に下りる。
オスなんでプリマだな。
と・・・まぁもう、お腹いっぱいだ。気づけば2000枚以上撮ってしまったw
バス通りに戻るとまだまだ宴会は続いてる。
そう、忘れてはいけない、ここは住宅地ののバス通りなのだ。
宴会はまだまだ続きそうだが・・・ともかく堪能した。
大群で押し寄せる年もあればまったく渡ってこない年もあるというレンジャク達
今年は特別な年だったのかなぁ 来年も会えると良いなぁ
次回予告↓ MFに戻って自宅周りと河川敷のと山が少々。ではまた。
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