2020 クリスマスの奇跡! 山翡翠三昧 ザ・ファイナル!
更新が滞ったまま年が明け、気づけばもう二月では無いか。
世間は新型コロナの渦中から未だ抜け出せぬまま。
ようやく第二波の収まりが見えてきつつあるようだが
変種ウィルスの影響はまだ見えぬままなのが不安だ。
さて、予告していたクリスマス直前のヤマセミフィーバー。
まあ種類の都合もあって公開を先延ばしにしていたと言い訳しておこう。
年が変わった現在その所在は確認出来ていない(してない)
いずれまた出会う日がくるはずなので今はそっとしておこうと思ってる。
2020年12月20日と22日のことは忘れない。こんなクリスマスプレゼント、鳥見にとっては奇跡としか言い様がない。
一日目 12月20日
隣組の鴨撃ちハンター殿が「今朝ヤマセミをはじめて見たよ~」とおっしゃったのがその二~三日前。川原での探鳥が、煮詰まりつつあったところなので、目撃された場所であるカモを含む水鳥の居るダム湖近くの水たまりに出動。しかし、水が干上がって水鳥も姿を見せてくれない。
そのとき、芦原を抜けた川原の方から聞き慣れた鳴き声がする。
芦原を抜け対岸の茂みが見えたところで鳴きながら木に飛びつく姿が遠目に見えた。
少し近づくと飛び立ち上流へ。河川敷水際から一段上がったところを慎重に近づき流木に腰掛けカメラをかまえる・・・と
何を思ったのかほぼ目の前の対岸に飛んできたっ!
何をするかと思いきやいきなり葉っぱを咥えた・・・このあと数回投げては拾いを繰り返す。何故か食えないって悩んでいるような。おちゃめなお嬢さんだ。
場所を上の流木に移し声を出しながら川の中をのぞき込む。
そしてやおら飛び立ちホバリング開始!
今度は何か魚をゲット。飛び込みは上手く撮れなかった(このときは悔しかったのだが・・・)
美味そうに平らげるとまたまたホバリング開始。
今度は獲物をゲットして飛び出す動きを捉える事が出来た。
どうやら絶滅を危惧される希少魚類、カジカを漁っている様子。
そして再び、その場でダイブ!!
このあと何度もダイブが続く。獲物ゲット率は5割くらいかなぁ
そして満足したのか樹上でのリラックスタイムに突入。
しばらく動きなし。こちらが同じく移動して近づいてもお構いなしの様子。
場所をす数回移動したあと10分ほどして再起動。
入水シーンはあまり格好良くないなw
ドやっ!とばかりにカジカをゲット。サクッといただいた・・・
そしてやおら身繕いをはじめる。
再び流木に移って物色中。
とまぁ・・・こんな夢のような時間が2時間以上
さすがに疲れてこちらが先に退散する結果になったw
二日目 12月22日
21日は所用もあり近場で短時間で済ませ(ホントは再度行きたかったが)
興奮冷めやらぬまま膨大なカット数からお気に入りを探す。よりどりみどりで大変。
ヤマセミがなにゆえ飛び込んだその場で浮上できるのかのメカニズムを発見するとか・・・
ご覧あれ、ヤマセミの2段階浮上
1 飛び込んで潜ったあとの、最初の浮上
2 何故か再び沈む
3 潜水寸前 (どうやら水中で両翼を広げている)
4 両翼で一気に水を掻く お風呂で遊ぶと判るが水面がえぐれるほどの勢い。
5 その反動で飛び上がり
6 羽ばたき開始。
これは面白い発見だった。カワウや鴨類、ミサゴなどは浮上するまで水面を羽ばたいて滑走する。
オオバンなどは羽ばたきながら水かきで忍者のように水面を文字通り走ったりする。
ヤマセミの起こした波紋を見て欲しい。飛びこんだところと浮上したところは殆ど一緒。一気に浮上できる秘密がこんなところにあったとは、悠久の時間、無限数の偶然の折り重なりで身につけたメカニズムに感嘆するばかり。
さて、ここで欲を出して気になることが一つ・・・
首から顎の白が飛んでしまう。いわゆる白飛び。写真としては補正不能なエラー。
さて、これはどうした物かといまさらながらに撮り方をしらべてみると・・・
なるほどというテクニックがあるようだ。
よしっ!とばかりに実践をかねて、今日もいるといいなぁと思いつつ再度彼女に会いに行った。
あっさりとイタw
芦原を半分ほど進んだところでほぼ正面に居た。
先日と同じ段までくると下流へ飛び樹上からじっと伺っている様子。静かに近づいて段の縁に腰掛けてみる。
少し待つと狩りをはじめた。ここからが試行錯誤の始まり。いわゆる高速シャッターとマイナス露出補正のお話。なんだかんだと悩みながら撮影開始。高ISOにならないよう気にしつつ設定。正直、この日のようなドピーカンならとても良い効果を上げることができた。決して明るく撮ることだけが写真ではない事を実戦でつかめた有意義な撮影だったかな。一つだけ、プレビューが暗くて帰って現像するまでどうなっているか判らない恐怖もあったがw
ま、そんなことはおいといて・・・
この臨場感は陰影の賜。好き嫌いはあろうがこれもまたよしだね。
なんだか漫画チックで愉しいポーズだ。
立ち方だけでこれだけ印象が変わる。その形に鳥の意思が反映されているのだと思う。
ショードッグのスタンディングもかくあるべし。犬の意思を表現することが重要だと思う。
これを見て真っ先にトロ・サーモンって思った方は正常ですw
メスの証、主翼下面のサーモンピンク。全開!!
SS 3200/1secで ようやく止まるホバリング。
この日は1時間ほど。付き合ってくれた。その後はクリスマス明けに一度飛び過ごしていく姿を見たきり。次の出会いがいずれあるでしょう。それまでは追うことも無くあるがままに・・・
豊かな自然にこの清流があり、希少な魚が育ち、それを食らう山翡翠が居る。
この環境にありがとう。ではまた会おう。今度はペアでね
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2コメント
2021.02.26 03:00
2021.02.20 06:07