山翡翠 三昧 無為自然
「無為自然」老荘思想から派生した言葉。
ことあるたびに引用してきた言葉でもある。
まだ明け切らぬ川面を霞の奥に消えゆくだけのヤマセミ・・・が
徐々に近くに来るようになってきた。
次の写真は今までの中でベストショットだと思う。 冠羽の開き、振り向き加減、視線、尾の角度、表情含めて見事なバランスだ。オレが上手いわけじゃない。ガシャガシャ連射してると良いこともある。ただの運だな。
ヤマセミ撮影と言えば、数時間車を運転し、夜明け前に沢に分け入り、迷彩を施したテントを張ってのぞき窓から息を殺して撮影する。(ガイド付きの撮影ツアーもあるようだ)近距離で撮るためにはそれが定番と考える人も少なくない。実際この川にもそのような御仁が時折現れる。それを否定する気は毛頭無い。私とはちょっと違うけどね。
玄関から2分程度歩いたところに椅子を置いてカメラを抱える。ほぼ毎日、同じ時刻、同じ格好で。
ただただじっと飛んでくるのを待つ。初めは対岸奥を飛んでいたが、徐々にこちら側に寄ってきた。さらには近くで羽休めをするまでになってきた。この間3週間ちょっと。
ついに川原の岩に留まるまでになった。これぞ「無為自然」の結果なのだ。
「人の手を加えないで、何もせずあるがままにまかせること」
全ては自ずから然るべき存在であること。
この場合、ただただ、私はいつもいるカメラを持ったおっさんであるということに徹する。
さすれば、ヤマセミにとっても当たり前の存在でありさして気にせず近くに降臨されるというわけ。
当然、居住条件が実現してくれる幸運ではある。
(これぞ垂涎の的・・・ヤマセミ)
まぁ他にも様々な条件が重なったのだろう、今年のヤマセミはなかなかフレンドリーだ。
機嫌良く「けっけっけっ!!」と笑ってる。
このポーズは定番。たまには〇〇〇もする。
んじゃ、そろそろいきまっせ 飛び出し準備
おっとっと、体重?のせいで初速が遅いんで・・・
結構、離陸はキワドイです。
そして、颯爽と上流へと去って行った。
どうにもお尻の巻き羽が気になるんだが・・・寝癖みたいなもんかなぁ
今週は何故かあまり近くにはやってこない。上流の見えるところで結構元気にやっているのはほぼ毎日確認してる。(遠すぎて画にならないw)先週末のキャンパーのプレッシャーかとも思ったが
それだけではないようだ、天敵の猛禽がやけに元気なのが少々気になっている。
撒き餌的、レース鳩放鳥時間が日の出時間の影響もあって微妙に重なってるからなぁ
でもまぁ、いずれまた近くでケケケケ・・・と笑い飛ばしてくれるんだろう
だから、上流に追いかける(撮影場所を変える)事はしない。「無為自然」然るべく・・・自ずから。。。
さて、お仕事のお話です。
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